口切茶事

11月は炉開きの時期でもあり、「口切の茶事」では、初夏に摘んだ新茶が詰められた茶壺にの封を切って、当年初の濃茶を点てます。

当年初の新茶を口にできる喜びを皆様と分かち合うお祝いで、茶人の正月と言われているのです。
そして「口切の茶事」で主役となるのはこの茶壺。

口切りの茶事では、亭主が最初に網かけの袋を解き、茶壺の口を小刀で切って、中に詰められた濃茶を取り出て、その後、亭主が再び封印をします。


一度口を切られた茶壺には、真・行・草の紐荘りを施します。

茶道具でいえば

「真」とは高貴な人々や神仏に茶を奉る場合に使う美しく整った唐物道具のこと、
「行」とは唐物をベースにした国焼の陶器など、
「草」とは土や竹そして木など自然の素材をそのままを生かした素朴な道具

 


 口切の炭手前では、福部、印部、織部の“さんべ”が使われ“べ”のつくめでたいものを席中で3つ(奇数)
 福部とは瓢の炭斗、印部は備前焼のことで、席中では花入に 口切では瓢炭斗と織部香合を使います。

瓢には難を除き福を招くめでたいものとされています。

 

 

 

 

2018年11月18日